神社と仏閣




社寺建築と他の建築の大きな相違は、屋根、軒廻りにあります。その様式は和様、禅宗様、大仏
様の三様から成り時代が降ると混合様式も現れました。軒の反り加減より様式、建立年代を知る
ことができます。 江戸期には装飾美、平安、鎌倉期には建物本来の美しさが特徴です。様式に
ついてさらに詳細になると、彫刻の模様、飾金具の模様等多大となり、宗派による相違も考慮す
べきです。これらは社寺建築の設計、監理上の基礎であり、熟知した専門家が必要とされます。
施工についても同様で、熟練した宮大工といわれる専門家に依頼するのが望ましいでしょう。
神社の建築も同様屋根廻りが特徴です。形式様式に対し「造り」といわれます。大社造、大鳥造
住吉造、神明造、春日造、流れ造、八幡造、日吉造、権現造、等など一社しかない独自の物も多
々あります。地方的特色が濃く、一般民衆から発しているものと云えます。鎌倉以後、仏教建築
の影響を受け、建物だけでは神社か寺院かわからない物もありますが、その多くは淘汰されるこ
となく原型を今に伝えています。設計、施工においては、地方性地域性また「造り」といわれる
特殊性を考慮します。






















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